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仕上表(しあげひょう)
建物の外部の仕上や建物内部の仕上げを一覧表にまとめた図面、又は書類のこと。
シースルー(しーするー )
プラスチック又は合成ゴムのシートを、接着剤などで下地に取り付ける防水工法です。 アスファルト防水に比べると材料の性能が安定し、耐久性・耐候性に富み、下地の亀裂にも強い点が優れています。また、工期が短くて済みますが、シートのつなぎ目や曲面などの複雑な部分の施工に欠陥が生じる可能性があります。
シーラー(しーらー )
塗料の吸込みを防ぐ目的で塗られる下地処理の塗料のこと。 コンクリート面などの吸収性の強い箇所のほか、木材の目止めにも用いられます。
シーリング ブリッジ工法
(しーりんぐぶりっじこうほう )
シーリング材を目地に橋を架けるように、シーリング材を盛り上げて充てん補修する工法です。 シーリング材に、目地形状の不備や、設計段階で計算された伸縮率以上のムーブメントが原因とされる破壊が生じた時に、通常の再充てん工法による補修を行っても、早期にまた同じ破壊が繰り返されることが予想されます。 この場合は、同種の材料を用いるとしても目地に橋を架けるように、シーリング材を盛り上げるように充てんして補修します。この種の補修を「ブリッジ工法」 または「橋かけ工法」などと呼ばれています。 シーリング ブリッジ工法は、パラペットなどの笠木のジョイント補修に用いられています。
シェーズロング(しぇーずろんぐ )
天井直付けタイプの照明器具を指す。 部屋全体が均一な明るさになる、全般照明(主照明)向きの照明器具です。 また、吊り下げるタイプのペンダント照明に比べ、空間を広く見せる効果があります。
シェラトン様式(しぇらとんようしき )
寝椅子の一種で、背が倒れて座面が長く、手足を伸ばして座れる椅子のこと。
シェルター(しぇるたー )
風雨や強い日差しなどを避けるところ。 現代では、防空壕、核シェルターを連想しますが、人々の保護を目的とする覆いについて広く用いられる言葉です。また、住宅もシェルターとみなされます。
塩地(シオジ)(しおじ)
広葉樹の一種です。 木肌が美しく、辺材は黄白色で、材はヤチダモよりやや軽くて軟らかい。 建築の造作材や建具、ベニヤ、家具などに広く利用されている。
市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)
市街化区域外です。市街化を抑制すべき区域とされ、一部の例外を除いて、原則として住居用建物は建てられません。
色相(しきそう)
色の3属性(色相、彩度、明度)の一つで、赤や黄色といった色味の違いのことを言います。 色相は分類の方法によって異なり、主要な色相として赤、黄、緑、青、紫などがあります。これらを円状に並べ、各色の間にそれぞれの中間色を配置していったものが、色相環と呼ばれています。 間隔を等しく配置した色相環では、中心点を通って反対側に位置している色相が補色となっています。
色相環(しきそうかん)
色彩学の基本的な理論のこと。 色相をスペクトルにしたがい、円周上に配列したもので、類似色はもちろんのこと、反対色や暖色と中性色、寒色などがひと目で解ります。
敷地調査(しきちちょうさ)
敷地の平面形状や高低差、設備の引込み関係などを調査し、基本設計や見積などに反映させるために行なう建物を建てるうえでの敷地の調査のこと。 略して、「敷調(しきちょう)」と呼ばれています。
敷目板(しきめいた)
天井板、壁の羽目板などの継目の裏に取り付ける小幅の板のこと。 また、敷目板張りは目地を取る板張り仕上げで、敷目板を継目に用いて板を張る張り方。主に天井仕上げに用いられ、「敷目天井」と呼ばれています。
仕口(しくち)
2つの木材を接合するために刻んだホゾや継手、組手の総称です。 仕口には、渡りあご、蟻掛け、当り欠けなどがあります。
止水栓(しすいせん)
一般的に使う水栓以外に、メンテナンスや水量の調整を行うために給水管と給水器具の間に設けられる水栓。 システムキッチンや洗面化粧台などの止水栓は、給水箇所の下のキャビネット内に設けられている。 また、給水箇所に止水栓が設けられていない場合のメンテナンス対応として、メーターボックスに引き込みの止水栓が設けられているので、メインの止水栓を閉じる必要があります。
システム収納(しすてむしゅうのう)
空間に応じてパーツを組み合わせ、ハンガーや引き出し、棚などをつくる収納のこと。
自然塗料(しぜんとりょう)
植物成分および無害顔料成分で構成された塗料のこと。 渋ガキの絞り汁を使った柿渋、ミツバチの巣をとかしてつくったつや出しに使う蜜蝋(リボス)、炭焼きの煙から取れる防腐剤となる木酢液、植物油などでつくられたフローリング用の塗料(オスモカラー)などがある。
下地(したじ)
仕上げ施工を行なう、その素地に当る部分のこと。また、その材料を下地材と言います。 壁下地、屋根下地など。
下端筋(したばきん)
鉄筋コンクリートのスラブなどで、その配筋が二重になっている場合、下部に配置された鉄筋のこと。 また、その反対の上部に配置された鉄筋を上端筋(したばきん)と言う。
質権(しちけん)
債務者または第三者から受け取った担保を融資金が返済されるまで保管(占有)し、弁済がない場合にはその担保について、他の債権者よりも優先して弁済を受ける権利のことを言います。
シックハウス症候群
(しっくはうすしょうこうぐん)
室内の汚染された空気が原因で起こる健康障害のことを言います。 住まいの床や壁・天井、構造体、家具などの材料に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質が問題になり、2003年7月より、建材に含まれる化学物質の規制と、化学物質の放散値の表示義務、及び24時間換気システムの設置が建築基準法で義務付けされました。
指定建ぺい率(していけんぺいりつ)
各行政で用途地域別に定められている建ぺい率のこと。 指定建ぺい率から敷地の条件や構造によって建ぺい率を加算できる場合があります。
指定容積率(していようせきりつ )
各行政で用途地域別に定められている容積率のこと。 道路の幅によって指定容積率を下回る場合や、逆に特定道路の関係で指定容積率がUPする場合があります。
紙布(しふ)
紙糸を材料として織り上げた布のこと。
絞り丸太(しぼりまるた)
床の間の床柱に用いられる杉の丸太で、表面に溝のついたものです。 人工物と天然物とあり、天然物は高価です。
遮音床(しゃおんゆか)
フローリング材に特に遮音性能を持たせた床のこと。 衝撃音の伝わり方によって遮音等級が決められ、L45,L55と言うように表示されます。
シャギー・カットパイル
(しゃぎー・かっとぱいる )
カーペットのカットパイルの一種です。 パイルの長さが30mm前後と最も長く、豊かな風合や肌触りの良さが特徴で、全面に敷き詰めるシャギーカーペットの他に、ピース敷きにも多用されています。
決り(しゃくり)
板状の木材をはぎ合わせるために、接合部分に溝など欠き込みを加工することを言います。
斜線制限(しゃせんせいげん)
建築物の高さを制限するために設けられた規制のこと。 斜線制限には、道路斜線、隣地斜線、北側斜線があり、各用途地域によって斜線の規制が違います。
シャッター(しゃったー )
防火や防犯の目的で建物の出入口や窓などに取り付ける、スラットを鎧戸状に組まれた鋼製の巻上げ戸のこと。 一般的に重量シャッターと軽量シャッターに大別され、ビルなどに使用する大型のものを重量シャッターと呼び、これをJISでは防炎シャッターの名称で呼んでいる。 一方、法規上では板厚が1.5ミリメートル以上のものを甲種防火戸、0.8〜1.5ミリメートル未満のものが乙種防火戸として認められ、階段回りや吹抜などの竪穴区画には重量シャッターに遮煙を施した防煙シャッターが使用され、火災時にヒューズの溶解や煙感知器などと連動して自動降下する。 防火目的以外の製品では、商店・ビルトインガレージ・雨戸などに使用される軽量シャッターのほか、格子状のパイプシャッターなどがあります。 尚、開閉には手動と電動のタイプがあります。
遮熱複層ガラス(しゃねつふくそうがらす)
夏涼しく冬暖かい複層ガラスです。 室外側ガラスにコーティングされた特殊金属膜が、夏の強い太陽熱を反射し、冬は室内の暖房熱を反射する。 夏場の遮熱を考慮した、暖かい地域に適した複層ガラスです。
シャンデリア(しゃんでりあ )
ロウソク立ての総称でしたが、今日では複数の電球を天井から吊り下げるタイプの装飾的な照明器具を指す。
集合住宅(しゅうごうじゅうたく)
数戸から数十戸の住居が集合して1棟を構成する住宅形式のこと。 一般的には、マンションやアパートを指します。 広義には、連続住宅(長屋)などを含んだ、独立住宅以外のすべての住宅を指します。
修繕積立金(しゅうぜんつみたてきん)
マンションの外壁工事やエレベータの補修など、建物を維持管理していく上で必要な大規模修繕に備え、積立てる資金のこと。 管理費とは別に積立てられる。
主筋(しゅきん)
鉄筋コンクリート構造の柱や梁で、主に引張力を負担する鉄筋を「主筋」と言う。
主任技術者(しゅにんぎじゅつしゃ)
工事現場における建設工事の施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことを言います。
収入合算(しゅうにゅうがっさん)
申込本人の収入だけでは、希望する額の住宅ローンの借り入れに必要な収入基準を満たせない場合、同居予定者の収入を合算できる制度のこと。 収入合算は、本人の収入のみでなく、両親や子ども、配偶者などの直系親族か、婚約者もしくは内縁関係にある人など、同居予定者の収入を合計して計算することができますが、申込人の収入が合計の2分の1以上は必要です。 このように、収入合算によって、借入額を増やすことができるのですが、例えば、共働きを前提とした収入合算をした後に出産などで妻の収入が減少し、返済が困難になるケースなども考えられますので、安易な収入合算は慎重に行い、無理のない返済を目指すことが大切です。
書院(しょいん)
一般の住宅では、床の間の脇にある棚と障子で構成されたコーナーを指します。 原形は、安土桃山時代に武家や貴族などの客殿形式として完成し、後に住宅形式となった「書院造り」にあるます。 文章を書いたり書物を読んだりする空間が形式的に残ったもので、縁側に張り出して設けられる付書院と簡略化された平書院とがあります。
仕様書(しようしょ)
建物の規模、構造、材料、設備、工事範囲が表示された図面又は書類のこと。 設計概要書、仕上表などを言う。 また、工事内容のうち、図面では表現できない事項を、各工事毎に文章や数値で表示したものを「特記仕様書」と呼ばれています。
商業地域(しょうぎょうちいき)
都市計画法で定められた用途地域のひとつ。主に店舗や事務所などの利便を増進するために定められた地域のこと。 容積率が最大1000%で、20階建て以上の超高層ビルも建てられる。また、キャバレー、ダンスホールなどに加えて、個室付浴場、ストリップ劇場などの風俗営業店が唯一認められた用途地域。危険性や環境悪化のおそれが少なく、作業場の床面積が150m2以内の工場も建築できる。住環境としてはあまり良くない。
障子(しょうじ)
明かりを取り入れるために、格子状などに組まれた骨組みに和紙等を貼って作られた建具で、明かり障子とも呼ばれ主に和室に用いられます。
照度(しょうど)
光源から照らされた、ある面の単位面積が受ける光の度合いをいい、単位はルクス(lx)で表します。 JISの照度基準では、建物別、部屋別、行為別に照度の基準値が示されています。
照明用電動昇降機
(しようめいようでんどうしょうこうき)
吹抜などの高い箇所に設ける照明器具で、ランプを交換したり、掃除をしたりとメンテナンスが簡単に行なえるように、スイッチひとつで照明器具が上下するように昇降可能な装置のこと。 この、照明用電動昇降機に対応した照明器具が数多く出ています。
暑中コンクリート(しょちゅうこんくりーと)
気温が高くなると、コンクリートが硬くなったり、コンクリートが固まるのが速くなったり、水分が急速に蒸発して耐久性が低下する等の悪影響が出ます。 そのため、日平均温度25℃を超えることが予想される場合には、次のような対策を施し、「暑中コンクリート」として扱います。 水和熱の小さいセメントを使用すること。 コンクリートの温度を35℃以下となるようにセメント以外の材料を冷却すること。 固まるのが遅くなる混和剤を使用すること。 分の急激な発散を防ぐ養生方法をとること。
消防法(しょうぼうほう)
火災を予防し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災、地震の被害を軽減することを目的とした法律のこと。 建築物の設計の際、構造や使用部材、火を使う設備の位置、防炎対象物などに関する規定があり、消防法によって定められた防炎規制を受ける建物では、カーテンやカーペットなどに防炎ラベルを付けることが義務付けられています。
所有権保存登記(しょゆうけんほぞんとうき)
建物を新しく建築したとき、若しくは、新築のマンションなどを購入したときなど、所有権の登記されていない不動産について行う所有権登記のこと。
シリコーン系シーリング材
(しりこーんけいしーりんぐざい)
1成分形と2成分形があり、オルガノポリシロキサンを主成分とし、耐候性、耐熱性、耐疲労性に優れたシーリング材です。 シリコーン系シーリング材の1成分形は主に空気中の水分によって硬化するため表面層から硬化が始まるのに対し、2成分形は、基剤と硬化剤を練り混ぜることによって均一に反応硬化し、優れた物性を発揮するシーリング材です。 主にシリコーン系シーリング材はガラス周りや水周りに用いられますが、建物外壁や貫通部周りなどに用いるとシリカ成分が外壁を汚してしまうばかりか、表面に塗装が付着しないのでやっかいとなります。 比較的安価なシーリング材ですが施工部位には注意が必要。
支輪(しりん)
蛇腹あるいはコーニスともいい、社寺建築における、軒裏や折上げ天井の斜めに立ち上がる湾曲した縦材のことを言います。また、箱形の家具やウォールキャビネットの前面上端の縁に後付けする装飾部材を指します。
白蟻(しろあり)
昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科の昆虫の総称です。 植物遺体を食べる社会性昆虫で、熱帯から亜寒帯まで、陸上のほとんどの地域に分布し、木造家屋などに棲みつき木材を食い荒らす害虫として有名。 日本本土に分布する白蟻は、ヤマトシロアリと、イエシロアリで、この2種はいずれもミゾガシラシロアリ科に分類される。 白蟻駆除は、シロアリ薬剤を柱の食害部分に直接注入したり、回りに散布する方法が取られる。人体に対する影響が大きい亜ヒ酸は現在使用禁止になっている。
真壁(しんかべ)
日本の伝統的な壁の納め方で、柱や梁などを見せて納める壁のこと。 主に和風建築 及び和室の壁に用いられる壁仕様。 木が室内に現れているので、構造材が空気に触れ温湿度が調整しやすいので、耐久性がよいと考えられています。 但し、外部に用いる場合は、雨水が問題となり耐久性が低下します。
シングルベット(しんぐるべっと )
ベッドのサイズの一種です。1人用のベッドで幅約97〜110p、長さ200〜210pが一般的なシングルベッドのサイズです。
心材(芯持ち材)(しんざい)
樹心周囲の色の濃い部分のことを言い、樹脂が多く、水分が少なく、強度、耐久性に優れている。 また、心材は、「赤身」とも呼ばれています。
進出色(しんしゅつしょく)
前方に飛び出してくるように見える色のこと。 赤、だいだい色などの暖色系で、彩度の高い明るい色。
真鍮(しんちゅう)
銅に亜鉛を加えた合金のこと。  「黄銅(おうどう)」とも言われる。
神明造り(しんめいづくり)
伊勢神宮に代表される神社本殿形式のひとつです。 切妻屋根に千木(ちぎ)、鰹木(かつおぎ)を上げ、妻入りでない平入りの形式。
シンボルツリー(しんぼるつりー )
玄関などのアプローチや庭先に植えられ、建物と外構をつなぐ緩衝材的な役割を担う植木のことです。 また、アクセントとなる植木です。
深夜電力(しんやでんりょく)
電気温水器など夜間蓄熱式を使用する場合の契約のこと。従量電灯契約と組み合わせて契約する。一般の契約より料金が割安になります。
針葉樹合板(しんようじゅごうばん)
針葉樹で出来た合板のことで、国産材ではカラマツ・エゾマツ・スギ・アカマツなど、外材ではカラマツ、米マツ、米ツガ、スプルース、ラジアタパインなどでつくられている。 地球環境問題から熱帯材(広葉樹ラワン)使用が制限されており、針葉樹合板への指向が強まっています。 主な針葉樹合板は構造用合板などです。
ジェットバス(じぇっとばす )
浴槽水をポンプで循環し、噴射口から気泡を噴射させて、マッサージ効果などをもたらす浴槽のこと。 気泡浴槽とも呼ばれています。 代表的なジャグジーは、特定メーカー製の気泡発生装置のことです。
直張り(じかばり)
板などを張る場合に下張りを設けず直接 下地に張る施工方法のことです。
軸組図(じくぐみず)
縮尺1/100程度で、各通り心ごとの骨組みを、横から見た姿図のこと。 「土台」・「柱」・「梁」・「小屋束」・「母屋」などの架構・寸法・継手・材種などを表した構造図。
地震保険(じしんほけん)
地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災などにより、建物や家財が損害を受けた場合にこれを補償する保険契約のことです。 火災保険だけでは、地震による火災が補償されませんので、火災保険とセットでの加入することをおすすめいたします。
自治体融資(じじたいゆうし)
住民の住宅取得を促進させるために、都道府県や市町村が助成する融資のこと。 助成方法や融資額は自治体によって異なり、大きく分けると、(1)指定の金融機関を斡旋し、自治体が金利の一部を負担する「融資斡旋」、(2)指定の金融機関を利用すれば金利の一定割合を半年単位などで補給してくれる「利子補給」、(3)自治体が各年度の予算から利用者に融資する「直接融資」、の3種類があります。 融資を受けるための条件は自治体によって異なり、また、自治体融資制度のない自治体もあります。
地鎮祭(じちんさい)
土地を清める儀式のこと。 土地の神主に工事の安全や居住者の末永い幸福などを祈願する。建築工事着手前の更地状態の時に行う。
実施設計(じっしせっけい)
基本設計を基に、細部にわたり細かく設計することです。また、「詳細設計」とも言われています。 一般の意匠図、意匠詳細図(平面詳細図・矩計図・展開図・建具リスト・各部詳細図など) 構造計算、構造図(伏図・軸組図・構造詳細図など)、設備図(配管図・配線図・系統図など)、建築確認申請などの設計業務。
地盤(じばん)
建物を建てる地表(地盤面)からある深さまでの地層を指します。 尚、地盤は「第一種」、「第二種」、「第三種」に分類され、第三種地盤に木造住宅を建てる場合は、地震時の地盤の揺れが大きくなるので、建築基準法にて壁量を1.5倍に割り増しするように規定されている。
地盤調査(じばんちょうさ)
建物が沈下しないために、工事着手前に地盤の状態がどうなっているか、強固か軟弱かなどを調べ、軟弱な場合の地盤補強の方法などを検討するための調査。 調査方法はスェーデン式サウンディングが一般的でが、建物荷重が大きい鉄筋コンクリート構造・鉄骨造や擁壁を設ける場合はボーリング調査の方が信頼性が高く、経済設計の対応ができます。 また、最近では、表面波探査法による地盤調査も行なわれている。
地袋(じぶくろ)
床面に接してつくられる小さな戸棚のこと。 また、床脇に設ける違い棚の上に設けられる天袋に対して違い棚の下や、床の間脇の付書院の棚下の収納などに設けられます。 地袋の天板や側板には、ケヤキやアカマツなど木目の美しい板を使用することが多いです。
磁北(じほく)
方位磁針のN極を示す北方向をいいます。 磁北は本当の地球の北とは若干ずれており、このずれを偏角といい日本全体では真北に対して西に5〜10度偏っており、地域的に異なりますが北に行くほど偏角は大きくなります。近畿では6.5〜7.5度程度です。 また、本当の北を真北と呼ぶ。
地盤保証制度(じばんほしょうせいど)
地盤の不同沈下等による建物への損害を保証する制度のこと。 近年の判決では、地盤調査会社の判定通りの基礎で不同沈下が発生した場合、地盤調査会社ではなく「判定結果をうのみにして注意義務を怠った住宅会社に責任がある」とされるケースが多く、そのため調査会社が地盤調査の信頼性を高めるべく、生産物賠償責任保険を付けた地盤保証制度。
地窓(じまど)
床面に接した位置にある窓のこと。 対角線方向に向き合う窓と組み合わせると、自然換気に効果があります。
ジャパニーズスタイル(じゃぱにーずすたいる )
日本のインテリアスタイルで、伝統的な素材やインテリアの要素を、現代的な生活に合わせ、モダンにアレンジしたスタイルのこと。 和紙や竹・漆喰・無垢材と要った素材や、落ち着いた色を基調にする事が特徴です。
住宅金融公庫(じゅうたくきんゆうこうこ)
住宅を買おうとする消費者に、長期かつ低利の住宅建設・購入の資金を融資する、国内唯一の住宅専門の政府系金融機関のこと。 しかし、平成18年に廃止され、平成19年4月から、新たに設立される独立法人「住宅金融支援機構」が、その業務を引き継ぎ、公庫による直接融資から証券化支援事業による間接融資(証券化ローン)に移行された。
住宅取得特別控除
(じゅうたくしゅとくとくべつこうじょ)
住宅ローン控除とも言い、年末の住宅ローン残高に基づいて、所得税を控除してもらえる制度のこと。 一定の条件を満たせば、住居として使用した年から10年間控除が受けられる。
住宅性能表示制度
(じゅうたく せいのう ひょうじ せいど)
住宅の品質確保に関する法律(品確法)にて制定された制度で、住宅の構造的な強さや火災時の安全性、省エネ性など、住宅に求められる基本的な性能を、解りやすく比較検討ができるように一定の基準を設け表す制度で、建物性能の「物差し」です。 住宅性能表示制度は、任意な制度で、公的な住宅性能評価機関が評価し、売主や工事請負者はその評価を表示することができます。また、評価された住宅は住宅紛争処理機関による紛争処理も利用できます。 尚、住宅性能表示制度は、住宅ローン金利の優遇(優遇金利)が受ける事が出来るメリットがあります。
住宅ローン(じゅうたくろーん)
住宅の新築・購入や、リフォーム、増改築(増築・改築)などの資金を借りるローン。 住宅ローンには、住宅金融公庫や財形住宅融資・年金融資・自治体融資などの公的融資と、銀行などの民間融資(民間住宅ローン)があります。 また、新たに、住宅金融支援機構と民間金融機関とによる、フラット35がある。
重要事項説明書(じゅうようじこうせつめいしょ)
不動産の売買契約前に、宅地建物取引主任者が、買主や売主などに対して取引物件の重要な事項について書面を渡し説明することが、宅地建物取引業法で義務付けられている。 その書面を「重要事項説明書」と言います。
重量鉄骨(じゅうりょうてっこつ)
肉厚6mm以上の構造用鋼材のこと。形鋼や鋼管があります。 形鋼は、回転するロールに高温で金属塊を通して特定の断面に成形加工した「熱間圧延鋼材」。H形鋼、I形鋼、溝形鋼、山形鋼などがある。 鋼管には円筒形と角形(ボックス)があり、角形鋼管は溶接して組み立てたものと圧延成形したものがある。 H形鋼や角形鋼管は、大規模な高層ビルやマンションなどの柱や梁などに使われる。戸建て住宅でも重量鉄骨がある。
樹脂管(じゅしかん)
合成樹脂製の配管材料のこと。 配管に用いる合成樹脂管には、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管などがあります。 合成樹脂管の特徴は、軽量で柔軟なため、切断・接合・曲げ配管が容易で、特に小口径管は長尺(巻物)のため、安易に継目の無い引き回し配管が可能です。
樹脂サッシ(じゅしさっし)
サッシ部分が硬質塩ビ樹脂でつくられたサッシのこと。 熱伝導率が低いため、断熱性が高く、水密・気密性にも優れています。 また、樹脂サッシは一般的なアルミサッシの約3倍もの断熱性があります。 樹脂サッシという素材の特性から、耐火性や経年変化による劣化などが問題視される声もあります。
受電方式(じゅでんほうしき)
電力会社の配電線から電路を引込む方式のことを言います。 受電方式には、「架空引込み方式」、「地中引込み方式」、「架空地中併用引込み方式」の3タイプがあり、一般の住宅では、架空引込み方式が多いが、安全性や体裁のよさから、架空地中併用引込み方式を採用する場合も増えてきました。 地中引込み方式は、工事費もかかり、官公庁の許可が必要なため、大規模な建物に採用されています。
準住居地域(じゅんじゅうきょちいき)
都市計画法で定められた用途地域のひとつです。大きく分けると住居系の地域だが、主に道路沿いに指定したエリアで、自動車車庫や150m2以内の自動車修理工場などの自動車関連施設との調和を図ることを目指している。 パーキング付ファミリーレストランや大型物販店、ショールームなど、いわゆるロードサイドビジネスが展開するイメージ。 また、客席部分の床面積の合計が200m2未満の小劇場やミニシアターも建築できる。
準耐火構造(じゅんたいかこうぞう)
耐火構造より1ランク耐火性能が落ちる構造で、防火構造よりは耐火性能があります。 一般の木造住宅では、内装下地に石膏ボードを使用したり、防火構造の外壁材を用いて準耐火構造とする場合が多いです。準耐火構造で建てられる建築物を「準耐火建築物」と言う。
準防火地域(じゅんぼうかちいき)
都市計画法にて定められた地域で、火災による延焼を防止するために規定された地域のこと。 さらに厳しい制限を設けた地域を防火地域として指定されています。建物の構造や使用材料に規制がかけられています。
ジョイナー(じょいなー )
ボード材仕上げの場合に、目地部分に用いる細い棒状の化粧材のこと。 木製、金属製、プラスチック製などがあります。 また、サイディングなどの目地底に用いる凹型のジョイナーを「継目ジョイナー」と呼ばれています。
上小節(じょうこぶし)
製材の見た目(表面)の等級を表す言葉です。 広い材面を含む1材面以上の材面において、節の長径が10mm(生き節以外の節にあっては5mm)以下で、材長2m未満にあっては4個(木口の長辺が210mm以上のものは6個)以内である事と、JASの造作用製材の材面の品質基準として規定されています。
浄水器(じょうすいき)
水道水のなかに含まれる残留塩素やトリハロメタンなどの物質を除去、または減少させる機器で、活性炭、ろ過膜、逆浸透膜、セラミックなどが利用されている。 最も簡単な方式は蛇口直結型で、そのほかにビルトイン型、据置き型などがあります。
ジョージアン様式(じょーじあんようしき )
18世紀から19世紀中ごろに至るジョージ1世から4世までの時代における様式で、イギリスのネオクラシシズムに当たる。 ヘップルホワイト、アダム、シェラトンなどの様式もこの様式に包含されます。特に家具の歴史では重要な時期である。
ジンクリッチプライマー
(じんくりっちぷらいまー )
錆止め塗料の一種で、塗るメッキとして開発された高性能の錆止め下地塗料のことを言います。 ジンクリッチプライマーは、電気化学的防食効果で非常に優れた防食効果を発揮し、屈曲、衝撃に耐え、付着性、耐磨耗性、耐油性、耐塩水に優れ、また高い耐候性があるので長期暴露、重防食に使われます。
人造大理石(じんぞうだいりせき)
天然の大理石に似せてつくった模造大理石のこと。 合成樹脂と無機微粒子によってつくられ、システムキッチンのワークトップや浴槽、カウンターの天板などに使われています。
シアナミド鉛錆止めペイント
(しあなみどなまりさびどめぺいんと)
錆止め塗料の一種で、防食性が極めて高いシアナミド鉛を配合した防錆塗料のこと。 シアナミド鉛錆止めペイントは、付着性、耐磨耗性、耐油性、耐塩水に優れ、また比重が鉛丹に比べて低いため塗装作業性も優れた塗料です。
シート防水(しーとぼうすい)
プラスチック又は合成ゴムのシートを、接着剤などで下地に取り付ける防水工法です。 アスファルト防水に比べると材料の性能が安定し、耐久性・耐候性に富み、下地の亀裂にも強い点が優れています。また、工期が短くて済みますが、シートのつなぎ目や曲面などの複雑な部分の施工に欠陥が生じる可能性があります。
シーリング材(しーりんぐざい )
各種パネルのジョイント部分、サッシ周りなどの目地や隙間に、雨や汚れが浸入しないように、水密や気密の目的で充填する材料のことを言います。 「シール材」、又は「シーラント」とも呼ばれています。 シーリング材の主な種類は、ポリサルファイド系シーリング材、シリコーン系シーリング材、変性シリコーン系シーリング材、ポリウレタン系シーリング材、アクリル系シーリング材などがあります。
シーリングファン(しーりんぐふぁん )
室内の空気を循環させるために、天井に取り付ける大型の羽根のことを言います。 かつては、トロピカルなムードを出す存在でしたが、夏だけでなく暖房時の室温のむらを防ぐ目的にも有効です。
シーリングライト(しーりんぐらいと )
室内の空気を循環させるために、天井に取り付ける大型の羽根のことを言います。 かつては、トロピカルなムードを出す存在でしたが、夏だけでなく暖房時の室温のむらを防ぐ目的にも有効です。
シェーカー様式(しぇーかーようしき )
18世紀末〜19世紀初期のアメリカで、シェーカー教徒によって作られた家具などの生活用品の様式のこと。 実用性が高く、シンプルなデザインは今日でも愛用されています。
シェード(しぇーど )
照明器具のかさ、同時に光源を保護したり隠すためのカバーのこと。 素材や形によって明かりの印象が変化します。
シェル構造(しぇるこうぞう )
貝殻のように薄い曲面を外殻に用いて荷重を全般に分散させる構造。 外力が面内を流れる力によって伝達されるため、軽くて強い構造物を造ることが可能です。 鉄筋コンクリートのほか、金属板や金属の骨組みで造られるものが多く、プラスチック製の椅子などにも応用されている。
シェルフ(しぇるふ )
棚を指します。 本や小物などを収納したり飾ったりする多目的な家具です。
市街化区域(しがいかくいき)
すでに市街地を形成している区域で、今後10年以内に優先的、計画的に市街化を進める区域のことです。 市街化区域には、住宅、商業、工業などの用途地域が指定されています。
敷居(しきい)
襖や障子など引戸を設ける開口部の下部に設ける建具溝を設けた部材のこと。 鴨居と対をなす。
式台(しきだい)
玄関の上がり口に設けられた1段低い板敷きの部分のこと。 客の送迎の際、挨拶をする場所である敷台に由来する。
敷地(しきち)
建物が建つ土地のことで、建築基準法では、4m以上の道路に、最低2m以上接している土地を敷地としている。 尚、マンションなど大規模建築物については条例等にて、別途条件が規定されている。
敷地利用権(しきちりようけん)
マンションにおいて、マンションの敷地を区分所有者が利用する権利のこと。
色調(しきちょう)
色の明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)を合わせた、色の調子のこと。 また、「トーン」とも言います。 「ビビッドトーン」、「ペールトーン」、「グレイッシュトーン」、「ダークトーン」などがある。 また、色を表すときには、色み(色相)と色調を合わせて、ペールトーンの青などと表現することが多いです。
市場金利(しじょうきんり)
銀行など民間金融機関同士が資金の過不足を調整するために、資金の貸し借りをする時に適用される金融市場の金利のこと。
システム家具(しすてむかぐ)
基本となる箱、または、枠板をパーツとして、空間に合わせて部材を組み合わせて構成する家具のこと。 また、「ユニット家具」とも言います。
システムキッチン(しすてむきっちん )
広さや使い勝手に応じて収納や流し、調理機器、洗浄設備などを組み合わせて一体化されたワークトップを乗せたキッチン設備のこと。
自然換気(しぜんかんき)
室内外温度差に基づく空気の密度差を利用する「重力換気」と、風圧力を利用する「風力換気」とに分けられる換気のこと。 自然換気は、自然力に依存しているため、動力を必要としないという利点はありますが、条件によっては期待される換気量を確保できない場合があるので、採用する際にはその点を考慮する必要があります。
下請(したうけ)
下請負のことで、請け負った工事の一部を別の専門業者に請け負わせること。また、元請業者に対して下請業者のこと。 建設業法では、元請が請け負った工事全てを下請に回してしまう事(丸投げ)は一括下請として、建築主より書面にて承認を取らない限り禁止されている。
下見板(したみいた)
壁の横板張りで、お互い少しずつ重なり合うように取り付けた板を指します。 下見板を用いた板壁、及び張り方を「下見板張り」若しくは「横羽目」と呼びます。
漆喰塗り(しっくいぬり)
消石灰に砂と糊などを混ぜ、ひび割れを防ぐため麻などの繊維質を加えて水で練り上げた、日本独自の塗壁仕上げで、城や土蔵などに用いられた仕上げです。 住宅では、押入れの壁などに使われることもある。
湿式工法(しっしきこうほう)
下地材や仕上材で、水を用いて施工し、下塗り・中塗り・上塗りなどの工程が必要な施工方法です。 モルタル、聚楽壁、珪藻土、タイルの団子貼りや圧着貼りなどが湿式工法にあたります。
室礼(しつらい)
平安時代、客を招いての宴などの晴れの儀式の日に、寝殿造り住宅の母屋や庇に調度を立てて室内を飾り整えたこと。 屏風(びょうぶ)や几帳(きちょう)、御簾(みす)、などの仕切り具、櫃(ひつ)や厨子(ずし)などの収納具、また、置畳(おきだたみ)、茵(しとね)、円座などの座臥具(ざがぐ)で、寝殿造りの開け放し空間を必要に応じて使いやすいように仕立てました。現在の用語では、飾り付けること、設け整えること、装置の意。
シナ合板(しなごうばん)
基材はラワン系の南洋材でできており、表面にシナの単板を張った普通合板のこと。 熱圧接着しているため含水率が低く、温度による膨張・収縮が少なく、押入れの壁や天井、建具の表面仕上材に用いられる。
司法書士(しほうしょし)
司法書士法に基づき、他人の依頼を受けて、登記や供託などの手続きを行う人のこと。 住宅を取得する時の所有権移転登記・所有権保存登記や、住宅ローンを利用する時の抵当権設定登記などを依頼することが一般的です。
遮音等級(しゃおんとうきゅう)
空気音と固体音を遮る能力の高さを「遮音性能」、そのレベルを表す指標を「遮音等級」と言います。 空気音の遮音等級は、壁や窓の外側と内側でどれだけ音圧レベルの差があるかを意味する「D値」(Sound Pressure Level DifferenceのD)、固体音の床衝撃音の遮音等級は「L値」(Floor Impact Sound LevelのL)(重量床衝撃音は「LH」、軽量床衝撃音は「LL」)で表す。
シャギーカーペット(しゃぎーかーぺっと )
パイル(織物の表面の毛房)の糸が太めで、よりをかけた、毛足の長さ25mm以上のカットタイプのカーペットのこと。 豪華で肌触りがよく、小型のものは通常、ピース敷きにします。 シャギーは、もじゃもじゃ、毛深いと言う意味です。
借地権(しゃくちけん)
建物の所有などを目的として土地を借りる権利のこと。
遮光カーテン(しゃこう かーてん)
外からの光りを遮り、部屋の中の光りを漏らさない機能カーテンのこと。 遮光カーテンは、特殊な繊維を織り込んだり、裏面にラミネート加工して生地そのものに機能を持たせる場合と、普通のカーテン生地に遮光生地を裏地として縫いつける場合があります。 尚、遮光カーテンは、寝室に採用するケースが多く1〜3等級まであります。
尺貫法(しゃっかんほう)
長さ・面積などの単位系の一つです。 尺貫法という名称は、長さの単位に尺、質量の単位に貫を基本の単位とすることによる。 建築関係に用いられる尺貫法による主な寸法は下記を参照。 (1)よく用いられる寸法 1間=6尺≒1820mm 半間=3尺≒910mm 1尺5寸≒455mm(1尺=303mm=10寸、1寸=30.3mm) (2)よく用いられる柱の寸法 3寸5分≒105mm角 4寸≒120mm角 (3)よく用いられる面積の単位 1坪=1間×1間=3.3124平方メートル
シャッター雨戸(しゃったーあまど )
シャッターと同じ方法で開閉する雨戸のこと。 シャッター雨戸は、庇を兼ねた窓上部の収納ケースにシャッター雨戸を巻き上げて収納するため、戸袋が不要で外観がすっきりする。 電動式と手動式があり、シャッターが障害物にあたると自動停止するタイプや、シャッターを閉めても採光・通風が可能なスリット状のタイプなどがある。
遮へい用コンクリート
(しゃへいようこんくりーと)
磁鉄鉱などの比重が大きい骨材を使用したコンクリートで、原子力発電所、アイソトープ貯蔵所、医療用照射室などから逸散する放射線を遮へいする目的で適用されるコンクリートのこと。
シャンプードレッサー(しゃんぷーどれっさー )
ハンドシャワーが設置され、通常の洗面台よりも洗面器が大きく、シャンプーがしやすい構造になっている洗面化粧台。 「洗髪洗面化粧台」とも呼ばれています。
集成材(しゅうせいざい)
挽き板を繊維方向に組み合わせ、接着剤で接合した木材加工製品のこと。 集成材は、無垢材にある節などの欠点を取り除き、強度のバラツキがなく、狂いや割れが生じにくく、住宅の柱や梁などの構造材や造作材などに使われます。 尚、集成材には、「構造用集成材」・「化粧貼り構造用集成材」・「造作用集成材」があります。 エンジニアリングウッドに同じ。
主照明(しゅしょうめい)
部屋全体を平均的に照らす照明。または照明器具のこと。 「ベース照明」、若しくは「全般照明」とも言い、陰影が出にくく、平坦な印象を与えます。
春慶塗り(しゅんけいぬり)
漆塗りの技法のひとつで、素地を黄や赤に着色し、透明の漆を上塗りして、木目の美しさが見えるように仕上げたもの。 堺の漆工、春慶が始めたと伝えられている。 飛騨高山の「飛騨春慶」、秋田県能代の「能代春慶」などが有名です。
省エネルギー基準(しょうえねるぎーきじゅん)
省エネルギー法(1979年6月制定)に基づいて、住宅や建築物の省エネ対策について定めた基準のこと。 断熱性や気密性などの性能基準を定めた「建築主の判断基準」と、建築するときの具体的な仕様を定めた「設計施工指針」がある。 第一弾は80年制定「省エネルギー基準(旧省エネ基準)」。92年に基準を強化した「新省エネルギー基準(新省エネ基準)」が制定。さらに、99年には地域の気候特性に配慮して基準全体を合理化・詳細化した「次世代省エネルギー基準」に改正された。 省エネルギー基準は、一般的に旧省エネ基準と呼ばれ、住宅性能表示制度「省エネルギー対策」の性能等級2に相当します。
省エネルギー対策等級
(しょうえねるぎーたいさくとうきゅう)
住宅性能表示制度により、建物の断熱性能など省エネルギー対策の度合いを示す等級。 省エネルギー対策等級は、全国を断熱地域区分として6地域に分けて等級1〜4で表示します。
書院造り(しょいんづくり)
書院をもつ建物を中心とする住宅の様式のこと。 古代の寝殿造りを母体とし、鎌倉・室町時代の武家の時代に形を変えて、桃山時代に完成した。 寝殿造りと異なり母屋と庇の区別はなく、柱は角柱、畳は部屋に敷き詰め、明かり障子や襖、雨戸などを備えており、現代和風建築の基本となっています。 主となる座敷には床、違い棚、書院を設ける。書院は元来、禅家における書斎で、鎌倉時代の末期には机状の棚の付いた造作を指し、初期のものは出文机(だしふづくえ)と呼ばれて書斎的な機能をもっていましたが、しだいに装飾を目的とした形態をとるようになりました。 また、書院は、出窓形式の付書院(つけしょいん)と、出っ張りのない平書院(ひらしょいん)に大別されます。
消火器(しょうかき)
初期の火災を消すための可搬式または、半固定式の消防設備で、使用する消火薬剤、薬剤の放射方式、形態などにより、いくつかに分類される。 船舶用の消火器を除き、消防法による国家検定制度があり、これに合格した物でないと販売・陳列できない。最近見かけるエアゾール式の消火具(消火スプレー)がありますが、これは消防法上消火器と見なされず、エアゾール式簡易消火具として扱われます。 現在一般的に普及している消火器は加圧式ABC粉末消火器で、国家検定を受けた小型消火器は、化学泡消火器および一部の自動車用消火器を除き、1981年に行われた規格改正により各社で操作法が規格統一され、「安全栓を抜く、ノズルを火元に向ける、レバーを握る」の三つの操作で誰でも使用できるようになっています。
詳細図(しょうさいず)
縮尺が1/50、1/30、1/20などで、一般図よりも細かく表した図面のこと。 詳細図には意匠図の「矩計図」・「平面詳細図」・「展開図」・「建具リスト」・「階段詳細図」・「部分詳細図」、構造図では「基礎詳細図」・「断面リスト」・「架構図」などがあります。
照明器具(しょうめいきぐ)
明るさを補うための器具全般のこと。一般的には蛍光灯や白熱灯、水銀灯などを光源とする器具を指す。 照明器具の種類には、コードペンダント照明・ブラケット照明・シーリングライト・ダウンライト・スポットライト・シャンデリアなどの照明器具があり、明るさを調節できる調光など、さまざまな種類のものがあります。 また、照明器具の光源と作業面との関係で、直接照明・間接照明など、さらに、作業面と室内の他の部分との関係で、主照明・補助照明などがあります。
食器洗浄機(しょっきせんじょうき)
「食器洗い機」または略して「食洗機」ともいい、各種の食器を熱湯を噴射するなどして洗浄する機器のこと。 また、乾燥機能をもつものを「食器洗浄乾燥機」、乾燥のみを目的とするものを「食器乾燥機」と呼ばれています。
所有権移転登記(しょゆうけんいてんとうき)
不動産の所有権が、売り主から買い主に移転したことを公に示すための登記のことを言います。
白木(しらき)
塗料を塗らない、地のままの木材のこと。 また、着色せずにクリア塗装をかけたものを白木調と言います。
シリコン(しりこん )
シロキサン結合を骨格とした高分子有機珪素化合物のこと。 耐熱性、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れ、建築関係では、シーリング材、接着剤、塗装材などに用いられています。
シリンダー錠(しりんだーじょう )
スプリングで押えられた円筒内の数本のタンブラーを、鍵で回転しながら押し上げることによって本締めボルトを開閉する形式の錠のこと。 開き戸の錠は、この形式のものが多く、タンブラーの長さや鍵穴の形を変えることで、無数の種類の鍵を作ることができます。
シロッコファン(しろっこふぁん )
天井や壁の中のダクトを使って排気する換気扇のことです。 アイランドキッチンや壁に直接プロペラファンなどの排気口を設置することができないマンションなどに利用される。 シロッコファンは、円筒状の羽を回転させ空気を吸い込み、パイプダクト(丸ダクト)を通して排気する換気扇で、中心から空気を吸い込み周囲から排出する。 騒音が比較的少なく、外部の風に影響されにくい特性があります。 他にもプロペラファン、ターボファンがあります。
シンク(しんく )
キッチンの流しのこと。 「ステンレス製」、「ホーロー製」などがある。
シングルレバー混合水栓
(しんぐるればーこんごうすいせん)
1つのレバーハンドルを左右、上下に動かすことで、温水と水の量を調整することが簡単に行える水栓のこと。 水圧によっては、吐水、止水の上下動作時にウォーターハンマーを起す可能性があるため、ウォーターハンマー防止機能付きの水栓を選ぶのが好ましいです。
新省エネルギー基準
(しん しょうえねるぎー きじゅん)
1993年の省エネ法の改定に伴い、1980年に制定された省エネルギー基準(旧省エネ基準)を改正・強化された基準。 一般的に「新省エネルギー基準」と呼ばれています。 省エネルギー基準(旧省エネ基準)より改定された内容は、各構造の断熱性能の強化とT地域での気密住宅の適用です。 尚、新省エネルギー基準は、住宅性能表示制度「省エネルギー対策」の性能等級3に相当します。
新築(しんちく)
建築物を敷地に初めて建築することを言います。
寝殿造り(しんでんづくり)
平安時代に完成した貴族の住居様式のこと。 主人の住まいである寝殿を中心に、周囲に対屋(たいのや)を配し、それらを渡殿(わたどの)と呼ぶ廊下で結び、また、寝殿の南側には庭園が配され、池に臨んで釣殿(つりどの)と泉殿(いずみどの)を設け、敷地の四方には築地塀(ついじべい)を築いて、東西に門を設けたレイアウトになっています。 寝殿や対屋の内部空間は、壁や建具で仕切られる部分が少なく、大部分が開けっ放しで、天井はなく、床は板張りで、柱は丸柱、柱間には蔀戸(しとみど)を吊り、開けっ放し空間は、必要に応じて几帳や屏風などの仕切り道具や置畳で室礼をした。 寝殿は主人の空間としての母屋と廊下状の庇からなり、庇は従者や来客の居場所として使われた。
アール・ヌーボー(あーる・ぬーぼー)
インテリアスタイルの一種です。ガラスや金属、強化プラスチックなど無機質的な素材を使って、デザイン性に優れ、機能的でシンプルなインテリアスタイル。
シンプルモダンスタイル
(しんぷるもだんすたいる )
インテリアスタイルの一種です。ガラスや金属、強化プラスチックなど無機質的な素材を使って、デザイン性に優れ、機能的でシンプルなインテリアスタイル。
シンメトリー(しんめとりー )
中心線やある軸に対して、左右の大きさ、色、形などが一致する状態のこと。左右対称。
針葉樹(しんようじゅ)
針状、あるいは鱗状の葉を持つ樹木で、一部を除いて常緑高木。 材質は軟らかいので、軟木ともいい、杉、桧(檜)、松などが代表的なものです。
地板(じいた)
床の間や床脇の床に板を敷いた所のこと。 または、その床板を指します。
直天井(じかてんじょう)
上階の床の下面や屋根の下面を、そのまま露出させて天井面にする天井形式のこと。 天井を設けず、それらの下面を表し仕上げや塗装仕上げ、吹付仕上げとすることが一般的です。
磁器質タイル(じきしつたいる)
焼成温度1300℃以上で、素地が緻密で硬く、吸水率1%以下の吸水性が低いタイルのこと。 磁器質タイルは、床タイル、外装タイル、モザイクタイルなど、主に外装や水廻りに用いられ、たたくと金属音を発します。
軸回し(じくまわし)
仏間に設ける襖戸で、扉を開いた状態でスライドさせて格納できる建具のこと。
地震力(じしんりょく)
地震時に建物に加わる水平力のこと。
次世代省エネルギー基準
(じせだい しょうえねるぎー きじゅん)
地球温暖化防止の一環により、住宅におけるエネルギー消費に伴う二酸化炭素(温室効果ガス)排出削減を目的として、従来の新省エネルギー基準より10〜30%程度の省エネ効率向上を目視して、断熱性能、日射遮蔽性能、気密性能、通風・換気、暖房について設定された基準です。 次世代省エネルギー基準は、1999年(平成11年3月30日)に「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する基準」として、建設省・通産省から告示された基準です。 次世代省エネルギー基準は、住宅性能表示制度「省エネルギー対策」の性能等級4に相当します。
実質年率(じっしつねんりつ)
支払利息以外の全ての支払い(手数料や印紙代など)の合計額を年率で換算したもの。 ローンの場合、一般的には、金利に保証料を加えたものが実質年率に相当し、例えば、金利(表面金利)2.5%、保証料2.0%の場合は、実質年率は4.5%になります。 また、消費者金融会社の場合、金利は実質年率で表示するよう定められていますが、利率については、日頃から実質年率を意識して比較検討することが重要です。
地縄立会い(じなわたちあい)
工事着手前、敷地に縄で建物の位置を表すことを「縄張り」と言い、それを確認することを「地縄立会い」と言います。 一般的に注文住宅では、建物の配置 及び 設計GLの承認を得るために、建築主へ地縄立会いが求められる。
地盤改良(じばんかいりょう)
地盤が軟弱で建物を建てると、地盤沈下が発生すると考えられる場合に、地盤の強度を強くするために行なう補強のこと。 「地盤補強」とも言われています。 土とセメントを攪拌して行なう簡易な地盤改良工事や地盤に孔を掘りセメントペーストを流し込む柱状改良などが一般的です。
ジプトーン(じぷとーん )
吉野石膏株式会社の化粧石膏ボードの商品名で、トラバーチン模様の洋風天井用化粧せっこうボード。 事務所、店舗などあらゆる種類の建物の天井に用いられている。 ジプトーンのサイズは、455mm×910mm、910mm×910mm、厚み9.5mmで、ホルムアルデヒドを吸収・分解する性能を付加したジプトーンも商品化されています。
ジャコビアン様式(じゃこびあんようしき )
エリザベス様式に続く17世紀初頭のイギリスのルネサンス期の様式のこと。 直線的で重厚な傾向が強く、家具ではねじり棒型や挽物(ひきもの)などの脚に特徴が見られる。
ジャンカ(じゃんか)
コンクリートの打設時に空隙が残り、コンクリートが回らない部分が残ってしまった施工不良状態のこと。 骨材が豆のように露出するため「豆板」とも呼ばれています。
柔構造(じゅうこうぞう)
地震が起きたとき、構造物がゆっくり長い周期で揺れるようにして、細かい振動を吸収できるようにした耐震構造のこと。
住宅金融支援機構
(じゅうたくきんゆうしえんきこう)
旧の住宅金融公庫であり、民間金融機関による長期固定金利の住宅ローン(フラット35)の供給を支援する証券化支援業務を主な業務とする独立行政法人のこと。
住宅性能評価機関
(じゅうたくせいのうひょうかきかん)
住宅性能表示制度に基づいて住宅の性能を客観的な立場で評価する機関のこと。 住宅性能評価機関は、売主や買主又は建築主の申請により、設計段階の「設計住宅性能評価書」および完成段階の「建設住宅性能評価書」を交付する機関。
住宅紛争処理機関
(じゅうたくふんそうしょりきかん)
住宅性能表示制度に基づく建設住宅性能評価書が交付された住宅を対象に、裁判によらず住宅のトラブルを処理するための機関のこと。 住宅紛争処理機関は、各地の弁護士会が指定され、1万円の申請料であっせん・調停・仲裁を依頼できますが、紛争解決には当事者双方の合意が必要となる。
充填断熱工法(じゅうちんだんねつ)
外壁、床下、天井裏に断熱材を設け、室内を包み込む断熱方法です。 壁の断熱材は、柱の厚みスペース(壁内部)に充填することから、「充填断熱工法」とも言われています。
従量電灯(じゅうりょうでんとう)
電気の使用量に応じて料金を支払う契約方式のこと。 従量電灯Bは、一般家庭にて多く使われる契約で10A〜60Aの範囲。 従量電灯Cは、6KWA以上の場合の契約方式で、設備機器の多い家庭や小規模店舗などは、この契約になることが多いです。
重量床衝撃音(じゅうりょうゆかしょうげきおん)
床衝撃音のひとつで、子どもが飛び跳ねたり、いすを動かしたときなどに、「ドスン」「ガタン」と大きく下の階に伝わる鈍くて低い音のこと。 重量床衝撃音は、床の材質が固くて重いほど遮音効果は高くなり、マンションでは床スラブが厚いほど遮音性はよい。 遮音等級は「LH-45」「LH-50」などとL値で表し、数値が少ないほうが遮音性能は高い。
樹脂アングル(じゅしあんぐる)
アルミサッシで額縁を留めるために部屋内側に飛び出した部分を「アングルピース」と言い、その部分が樹脂で造られたものを指す。
樹脂含浸コンクリート
(じゅしがんしんこんくりーと)
コンクリートの表面に樹脂を含浸させて、緻密さを高めたコンクリートのこと。 外部からの塩分などの侵入を低減することができ、凍結融解や塩害、アルカリ骨材反応による補修及び劣化防止、地下構造物などの止水や防水などに、樹脂含浸コンクリートが用いられています。
聚楽壁(じゅらくかべ)
和風建築の土壁の仕上げのひとつで、豊臣秀吉が京都に建てた聚楽第付近で産出された土を用いたため、この名がついたと言われている。
準工業地域(じゅんこうぎょうちいき)
都市計画法で定められた用途地域のひとつです。火災や公害発生など、危険や環境悪化のおそれの少ない工業の利便を図る地域。省略して「準工」という。 住宅や学校、病院その他生活利便施設も建築できる。準工エリアの工場跡地に比較的規模の大きなマンションが建つことも少なくない。可燃性ガスの製造や危険物の貯蔵施設は建築できるので、住宅地として考える場合は、周辺環境や工場の種類などをよくチェックすることが大切。
準耐火建築物(じゅんたいかけんちくぶつ)
建築基準法で定められた耐火性能がある建築物のことを言います。 木造の場合は室内に面する床(階段も含む)・壁・天井を不燃ボード(強化石膏ボードなど)とし、火の回りを抑えるためのファイアーストップ材を開口部廻りや床と壁、及び 壁と天井の取合に設け、軒天廻りの仕上材を不燃材料で仕上る対策などが必要となります。
上限金利付住宅ローン
(じょうげんきんりつきじゅうたくろーん)
あらかじめ、金利の上限が決められている変動金利の住宅ローンのことを言います。 通常の変動金利よりも金利は高くなりますが、金利変動によりその適用金利が、決められた金利の上限(上限金利)を超えても、上限金利が適用されます。(上限金利を超えることはありません。)
準不燃材料(じゅんふねんざいりょう )
木毛セメント板や石膏ボードなど、建築基準法で定められた不燃材料に準じた性能を持つ材料のことを言います。 通常の火災がおきたときに、加熱が始まってから10分間は燃焼したり変形したりしないこと、避難上で有害なガスや煙が発生しないことが必要。 不燃材料に比べて準不燃材料の不燃性能はやや落ちる。 住宅のキッチンや浴室などの火を使う場所の内装仕上げ材は、準不燃材料や不燃材料にしなければならないという内装制限がある。
上棟式(じょうとうしき)
柱や梁などの骨組みが完成し、棟木を取り付けることを棟上げ(むねあげ)、または上棟(じょうとう)と言い、その時に行われる儀式を上棟式と言います。 「棟上げ式(むねあげしき)」、「建前(たてまえ)」とも呼ばれ、今後の工事の安全祈願のために行いますが、戸建住宅などの小規模な建物の場合は、簡素化対応や 若しくは、行なわない場合もあります。
浄化槽(じょうかそう)
汚水や雑排水を敷地内で一個所に集めて浄化処理するタンクのこと。 公共下水道が完備されていない地域などで使用されます。 浄化槽には、汚水のみ処理する「単独浄化槽」と、汚水と雑排水を処理する「合併浄化槽」とがあります。
上代(じょうだい)
建築主に提示する工事金額や物品の定価のことを言います。 また、元請けから見た仕入額や外注費のことを「下代(げだい)」と言います。
人感センサー(じんかんせんさー)
赤外線で人の出入りを感知し自動運転する装置のことを言います。 主に廊下やトイレ、玄関ポーチなどの照明、換気扇などに採用されます。
人体寸法(じんたいすんぽう)
身長をはじめ人体各部位の寸法のこと。 人間工学の基礎になる資料で、建物の設計 及びインテリア計画の寸法上の基本になります。